昨年末から年明けぐらいまで読んでました。
新世代デジタルマーケティング ネットと全チャネルをつなぐ統合型データ活用のすすめ
- 作者: 横山隆治
- 出版社/メーカー: インプレス
- 発売日: 2015/12/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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筆者のブログである業界人間ベムを以前から購読しており、面白そうだなと思って読みました。要約すると以下の様なことが書いてあったという理解です。
- デジタルとアナログの間を埋めよう
- 途中で施策を変えられるように運用していこう
- DSPをブランドコミュニケーションに利用しよう
- マーケティングダッシュボードを作ろう
- テレビCMの現状と新しい評価指標について
- ネットだけでなくリアル行動に関するデータを使ってターゲティングしていこう
- ブランド横断型の組織を再編しよう
- これからのマーケターの育成方法
読んだ感想としては、非常にわかりやすくて納得感があると同時に、書いてあることを実践するのは大変だろうなというものです。ざっくり言えば、いままでよりも意味のあるデータを集めてより細かい単位で運用をしましょうと書いてあるように読めました。私自身はマーケティングの仕事をしているわけではないので、実際のマーケティングの現場がどうなっているかは知りません。ですので、本書に書かれていることはある程度は既に現場で実践されていることなのかもしれませんが、従来よりも運用コストが上がるので投資対効果のバランスが難しそうな印象を持ちました。結局、各社が狙っている顧客の財布は同じで、マーケティングをより上手くやった会社がその取り分を増やすということであれば、他社に負けないというのが最適な戦略なんじゃないかなという印象も持ちました。あと、意味のあるデータは取得が難しいものもかなりあった気がするので、この辺はまだまだ先の話なのかなという印象も持ちました。とはいえ、私自身の本業はシステム構築なので、マーケティングの打ち手をよりコストを掛けずに実施できるお手伝いをしていければと思ったりもしました。