Webサービスってややこしい

未だにWebサービスの調査が続いています。途中に別のタスクが入ったりしたのも原因ですが、正直よーわかりませんね。一番の原因は歴史的経緯をまとめた資料が見当たらない点でしょうね。今まで調査した内容をまとめると以下の感じでしょうか。(調べるのが面倒になってきたので、一部はてきとーです。)

  • 1998年に XML-PRC とSimple Object Access Protocol(SOAP)が発表される。
  • 2001年に WSDL1.1 がリリース。
  • 2002年に WS-I が設立される。
  • 2003年に SOAP1.2 がリリース。WS-I の Basic Profile 1.0 もリリースされる。
  • 2004年頃には WS-* (SOAPの拡張プロトコル群)も多少落ち着く。
  • 2006年に WS-I の Basic Profile 1.1 がリリースされる。

この間にベンダー各社によるSOAブームが起こり、ESBとかなんとか叫んだ割にはそれ程売れている感じもせず、最近になってSAPとかOracleERPパッケージでモジュール間結合に利用されるため、一般化してきた感じでしょうか。ついでにSOAPなんてプロトコルが多くてごちゃごちゃしてて面倒だからREST使おーぜみないな勢いに負けて、SOAP陣営がRESTをWebサービスの一部に取り込もうとしているのが現在の状態だと思います。

個人的な感想としては、HowTo形式で日本語の書籍作ったら売れんじゃねーか?ですね。Webサービスの発展過程に常に触れてきた人ならともかく、関連する仕様が多すぎてついていけません。ただし、Webサービスによるプログラミング自体はかなり簡単になっています。Javaで言えばJAX-WSを使えば、Webサービスの各種プロトコルや仕様に関する知識がなくても取り敢えず動くものはつくれますし、.NETだともっと簡単に作れるはずです。ただし、使いこなすとなると修羅の道でしょうねぇ。とにかく日本語の書籍には期待しない方がよいと思います。2003年ぐらいで止まってます。英語ならば結構でてるんですけどね。各種プロトコルも最新バージョンに関しては日本語の翻訳版はありませんしね。

ということで、今日はこの辺で。また、機会があったら追加情報を記述します。あと、仕事が遅れてて、家で仕事をさせてくれた嫁に感謝を述べたいと思います。ありがとう。