ウェブ時代をゆく

梅田望夫の「ウェブ時代をゆく」を読みました。とても刺激的でした。忘れないうちに感じたことをメモしておきます。

  • オープンソースの裏には人生をうずめている人がいるとあった。人生をうずめたくなるくらいコーディングにのめりこめることをうらやましいと思う。自分には無理だなぁ。色々勉強するのは楽しいし、以前から何か書きたいとは思っているのだけれども、その何かが見つからないなぁ。オープンソースのプロジェクトに参加してみたいと思ったことも何度もあるけれど、結局参加してないし。これから数年は仕事と育児だけで精一杯で、そんな余力もないだろうし。ただ、子どもが大きくなってきたら、子どものためにゲームをいっぱい作ってあげたいとは思っているし、子どもが望んでくれればいっぱい書くと思う。同じようにオープンソースのプロジェクトに参加して自分が関わった部分で喜ばれる経験をすれば、のめりこめるのだろうか?
  • 大組織適応性は半分くらい満たしていたけれど、自分の生活を他者に規定されることが嫌なので致命的かな。
  • 見晴らしのいい場所に行けと言うのはちょっとショックを受けた。そうだよねぇ。すごい人に囲まれた環境の方が自分も伸びるもんね。それに刺激的で楽しいだろうし。翻って、自分の立ち位置ってどうなんだろう。。
  • 五百枚入る名刺ホルダーを用意したとして、現状の自分には百枚も埋められない気がする。。これはどうにかしなきゃならない課題な気がする。勉強会とかも行きたいなぁとは思っているのだけれども、色々理由をつけて行ってなかったからなぁ。この点は反省。もっと外に出かけるようにしよう!
  • ロールモデル思考法はとても参考になった。全一致ではなく部分一致でよいので惹かれるもの、波長の合うものを探し続けると言うのは参考になった。
  • 人を褒めるのが下手というのは納得。アメリカでは小学校から褒め方を教えているのが素晴らしいと思う。難しいけれど、練習したいスキルだと思う。
  • 情報共有を進めると自発的に仕事に取り組むとあったが、これには非常に共感する。全体像が見えるからこそ、よりよい解決策が浮かぶし、全体の方向性も見えるからモチベーションも維持できる。今のところは満足の行く情報共有は出来ていないけれど、今後は出来る範囲でやって行きたいと思った。

キャリアデザインやローモデルについては以前から悩んでいたので非常に参考になりました。ただ、大組織で生きる人にしてもけものみちでサバイバルする人にしても、どちらも人口の上位数パーセントの人の話な気がしました。確かに勤勉さとサバイバル力があれば生きていけるとは思いますが、そこそこの生活レベルでよいので多少怠けながら生きていくための処方箋にはならないかなぁと思いました。育児もしっかりやりつつ仕事もしつつ、たまに怠けながらも勉強しつつ、けれども経済的な不安は極力解消したい自分にとって、ちょっと遠い話であった気もしました。