9月に読んだ雑誌

いつもは雑誌単位で記述しているが、読んだまま整理しないでいたものが溜まったので、今回はまとめて書く。

日経NETWORK 2009.09

特集は「Webの限界を打ち破れ」。GoogleWaveを例にCometとHTML5について解説していた。

Comet

Cometはセッションの維持コストの観点から利用されないと思い込んでいたけれど、GoogleWaveで利用されているそうな。リバース・プロキシとJettyなどでリクエストを待ちキューに入れておく方法が紹介されていた。リバース・プロキシはCometd(http://cometd.org/)だそうだが、ちょっと見た限り Bayeux Protocol というプロトコルを実装したクライアントとサーバーのライブラリしかなかった。これってまさしくJettyの実装ではないのかしら。ちなみにC10K問題が課題らしいが、JettyとCometdの組み合わせて克服したらしい(Comet: 1秒未満のレイテンシで1万人超のユーザを処理する)。

その他
  • 汚染されたIPアドレスが渡されることもあるのね。
  • タグ付きVLANはスイッチ間のパケットをキャプチャできるので、物理的なセキュリティも重要。というか、ハード全般は物理的なセキュリティが重要だよね。
  • netshコマンドでネットワークの設定を切り替えることが出来る。現場によっては使えるかも。

日経コンピュータ 2009.9.2

一冊丸ごとGoogle特集。社員の評価にページランクを適用するのは面白いね。管理職の側にも技術力があれば運用できるのかな。

日経コンピュータ 2009.9.16

特集は「マニフェストはITで実現」。共通番号の導入や自治体間でのシステムの共同利用、スマートグリッドなどが挙げられていた。

Exアプローチ

日立製作所の新しい開発手法。正式名称は Experience Oriented Approach 。「課題がわかる感動」「解決策が決まる感動」「完成までの道筋が見える」を提供する。これらを提供するため現場で仕事をしている人を観察させてもらい、当事者が気付いていない課題を発見する。
結局、システムって使ってもらうものなので、利用する場面まで含めて設計するべきだろうが、そこまでやれていなかったということだろう。コストの観点ではどの程度調査に時間を使うかのバランス感覚は求められるのだろうな。
今頃になってマイクロソフトのXPという言葉が秀逸だったのだと思う。

その他

日経ビジネス 2009.9.7

特集は「政権交代」と「景気底入れは幻想」の2つ。

政権交代

子育て支援は大いにしてもらいたが、高速道路無料化はいらないだろう。あと、子ども手当てよりも保育園と幼稚園を統合して、延長保育+待機なしを実現してもらいたい。学童保育所も同様にして、嫁さん達が出産後も普通に働けるようにして欲しい。嫁さんが普通に働ければ費用はまかなえるので、手当てよりも働く環境を整備するようにして欲しい。嫁さんも出産しても普通に働けるようになれば、経済的に安定するので各家庭の支出が増えて内需も増えると思うんだけど。いままで政治を仕切ってきている世代がおじいさま方なので、嫁は家で子育てしてればいいとでも勘違いしているのだろうか?民主党で平均年齢もだいぶ下がるので大いに期待したい。

日経ビジネス 2009.9.14

特集は「民主党徹底解剖」と「コンビニも地方分権」の2つ。

ヤマサ鮮度の一滴特選しょうゆ

新容器で70日間鮮度が落ちないそうな。今度買ってみようかな。あと、冷蔵庫で醤油を保管すると香りが立たなくなるそうな。

日経ビジネス 2009.9.21

特集は「JAL最後の審判」と「逆風デジカメの活路」の2つ。

その他

日経ビジネス 2009.9.28

特集は「アメリカの反撃」と「稼ぐ介護産業」。

まとめ

日経ビジネスは勉強になるけど、記録として残しておきたい内容はあまりないかも。あと、業界は違えど書かれているベクトルは変わり映えしないね。リマインダ的な位置づけで読んでいればいいのかな。