2019年振り返り

年はあけてしまいましたが、2019年について振り返ってみたいと思います。ちなみに、去年は2018年振り返り - n3104のブログでした。

マネージャー職になって3年経った

昨年から引き続きマネージャー職を1年続けて3年経過しました。今年も色々ありましたが、全体としてみれば結構いい感じに進められたと思います。去年加わったメンバーもチームに馴染み、チームの練度も維持できていたと思いますし、いわゆる技術的な負債を返却しつつ、新しい取り組みも多少は進められたと思います。私自身もマネジメントスタイルは特に変えていませんが、新しいメンバーもチームに馴染んだことから再現性のあるアプローチであったと判断しています。

現職には2013年の11月に入社しており、入社時はAWSのSAとして、3年前からはサービスグループのマネージャーとして、AWSビジネスと会社の成長に6年間関わってきました。その中で思うのはすべてを満たすのは無理で、取捨選択するしかないということでしょうか。おかげさまでAWSビジネスも会社自体も成長を続けており、お客様にも恵まれて、毎月のようにすばらしい方にも入社してもらい、年々給与も労働環境も良くなっていると思います。一方で、まったく問題がないかと言うとそんなことは当然ないです。一般論になってしまいますが、経営というかビジネスというのは使えるリソースは限られているわけで、それをどのように優先度をつけて割り当てるかという問題になります。

そんな当たり前の話なのですが、自分なりにその事実を消化できたのが今年の成果でしょうか。もちろん、今までもその事実を踏まえて発言したり行動していなかったわけではないのですが、なんというか、その理解が一段回深まってクラスメソッドという会社との付き合い方が分かった気がします。例えるならクラスメソッドは防御は捨てて攻撃に全振りって感じのスタイルなんですが、私自身は攻撃と防御の両方のステータスをバランス良く上げたい感じで、そのギャップに悩んでいた感じです。で、最終的に吹っ切れましたw要は楽しんだもの勝ちの会社だなと。もちろん、成果を出すことは大前提で、その上でいかに楽しむかが重要なんだという結論に至りました。

なお、会社のスタイルと私のスタイルは異なりますが、スタイルは戦略というか個性みたいなものなので、特に否定をしているわけではありません。実際、この6年成長を続けていますし、ビジネスは結果が伴わなければすべて机上の空論に過ぎないので、良いとか悪いとかではなく単に好みの話だと捉えています。そして、好きか嫌いかで言えば、クラスメソッドのスタイルは大好きですw

英語

去年はもう少し英語学習の割当を減らすつもりと言っていたのですが、結局今年も英語学習をメインにして300時間学習しました。

英語は30代のうちに克服したいテーマの1つだったので、まぁぎりぎり達成したかなと思ってます。とはいえ、まだまだ十分なレベルになっているとは思っていないので、恐らく来年も200時間ぐらいは勉強するんじゃないかと予想してます。

読書

去年よりも読んだと思います。ただ、去年同様読み終わった本のブログを書けていないものが多いですね。。なお、1年の振り返りとして物知りになるよりも実際に使えるスキルを増やすようにした方がよいかなと考えたので、来年はそんなに読まない気がします。

WEB+DB PRESS

冒頭に書いた通りで、vol 112 から読むのを止めています。理由としては、いろいろと物知りにはなれるのですが、実際に仕事で使えるレベルにならないからです。もちろん、きっかけにはなると思うんですけども、それよりも自分で学びたいテーマを決めて、そこを一定のレベルまで深めるというスタイルに変えたほうがよいかなと考えました。もうそろそろ40代に入りますし、私自身はマネージャー指向ではなくプレイヤー指向であるため、広く浅くというよりも、一定以上のレベルのスキルを複数作っていく方がプレイヤー指向としては適切かなと考えたためです。そのため、10年以上購読していた日経ビジネスも購読を止めましたし、Qiitaとかいつくかのニュースレターの購読も止めました。期待通りの成果が出るかは1,2年様子見する必要があるかなと考えてます。

SICP

今年も無事に社内読書会が1年続きまして、4.1.3 から 4.4.4 まで進みました。最近は3週間に1回ぐらいの開催間隔で、今年は14回(通算76回)やりました。このペースだとあと2年ぐらいかかるかもです(^_^;)

ということで今年1年は4章をやっていたんですが、非常に濃かったです。節ごとにまったく違うアプローチの評価器を実装するという内容で、いままで見たことのない世界を見れました。あと、引き続き動くコードで問題を解くということは続けているので、よくわからない知識はついていると思います。コードはGitHubに上げてるので興味がある方はどうぞ。

いよいよ来年は5章に入ります。すぐに役立つかはともかくとして、将来的には役に立つ知識が身につくと思っているので楽しみにしてます。

ゼロから作るDeep Learning ❷――自然言語処理

有志でやっている読書会で読みました。RNNのアプローチについて理解できて、非常にスッキリしました。ここ数年機械学習について学習を続けたおかげで、全体像と言うか世界観というか仕組みはだいぶ理解できるようになったと思います。その辺りの知識をもとに社内向けに話したのが社内勉強会で機械学習の概要について話しました | Developers.IOだったりします。

なお、機械学習については一旦これ以上の学習は止めるつもりです。これ以上やるとしたら実際にKaggleで問題を解いて実務で使えるレベルにしていく感じになると思っていて、物知りとしては十分なレベルに達していると考えるためです。実際、re:InventでDeepComposerのハンズオンに参加した際に、理論面の説明を英語で聞いても概ね理解できたので。

Dragon Slayers' Academy

英語学習の一環で多読用に11月ぐらいから読むのを再開しました。前回から1年ぐらい経過していることもあり、去年よりはさくさく読めます。一方で、辞書をまったく引かなくてよいかと言うとそんなことはまったくなく、Kindleで読んでいて知らない単語が1ページに3つぐらいある感じです。で、Kindleの英英辞書で知らない単語を調べて、やはり意味がわからないことが多いのですが、最近はなんとなく意味を予想できるようになってきたような気もします。

まぁ、単純に内容も面白いですし、去年よりは読んでいてストレスを感じなくなっているので、このまま読み続けようと思ってます。自分の英語力の定期的な確認にも使えるので。

アニメとか

今年もプライムビデオは結構観てました。あと小説もいくつか読みました。個人的に良かったのは以下でしょうか。

神様のメモ帳とロード・エルメロイⅡ世の事件簿は原作を購入して読みました。どちらもアニメ版はアニメ版としてアレンジされていて非常によかったです。特にロード・エルメロイⅡ世の事件簿はどストライクで、全10巻ありますが3週間かからずに読んでしましました(^_^;)

あとは原作小説としてはノーゲーム・ノーライフも読みました。こちらはアニメ版は原作に忠実な感じでしたが、アニメも原作もどちらも楽しめました。終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?も原作を読みました。どちらも完結してませんが、続きが楽しみです。あとは狼と香辛料狼と羊皮紙も読んでました。

こうやって並べると結構観てるし読んでますね。。まぁ、息抜きは必要だと思ってるので、来年も続けるつもりです。一方でFGOは止めました。面白いんですけども、時間を取られすぎるので(^_^;)

まとめ

振り返ってみると、ありがたいことに2019年も密度の高い1年だったと思います。来年は何かの分野を決めて使えるレベルまで深めるをテーマに、少なくとも100時間ぐらいは学習できると良いかなと考えています。あとは40歳になるので40代に取り組むテーマについても考えたいと思ってます。