2020年英語学習振り返り

去年に引き続き今年も英語学習について振り返りたいと思います。なお、去年の振り返りは2019年英語学習振り返り - n3104のブログです。

前提

昨年の振り返りからの引用になりますが、2019年末は以下のような状況でした。

  • 英語学習が習慣になった。毎日のiKnow30分と瞬間英作文の15分は歯磨きのような感覚で、やらないと気持ち悪く感じるようになった。
  • オンライン英会話を150回やった。1月から4月はKiminiオンライン英会話で39回、5月から12月はレアジョブを111回やった。レッスン中に講師と普段日本語でやるような雑談をできるようになった。ある程度抽象的な話とか、込み入ったことについても質問したり、説明できるようになった。
  • re:Invent 2019でも困る場面は去年よりも格段に減って、イベント中に見知らぬ人に突然話しかけられても理解できる内容なら笑いながらやりとりできるぐらいになった。ただ、もう一段階レベルは上げたい感じ。
  • 文法は新しく覚えるよりも定着させることを意識してとにかく瞬間英作文をやった。
  • リスニングは専用のトレーニングをしなかったが、去年よりも聞き取れるようになった。基礎が上がれば結果的にリスニングも伸びる模様。
  • 英作文はとにかく瞬間英作文をやり込んだ。無印はほぼ間違えなくなり、シャッフルトレーニングをやりこみ中。
    • 英会話レッスン中に文法構造の意識せずに話しても意味が通じるようになった。とはいえ、講師からはもっと自然な言い方もついてアドバイスをもらうので、文法ミスはないし、意味も分かるけど、まだまだ不自然なレベル。
  • 発音は専用のトレーニングやった。発音記号も概ね読めるし、口の形や舌の使い方もわかるようになった。英会話レッスン中に発音に関しては基本的に講師から褒められるようになった。
  • リーディングに関しては仕事で読むドキュメントなどはほぼ困らない。一方で、Dragon Slayers' Academyのような児童書でも知らない単語がまだまだあってスラスラ読めない感じ。なので得意な分野なら速度は日本語よりはぜんぜん遅いにしても問題なく読める一方で、日常的に使うような単語についてはまだまだボキャブラリーが足りていない印象。

結果

2020年末の状況は以下のようになりました。

  • 英語学習を継続した。毎日のiKnow30分と他の教材30分の合計1時間を継続した。
    • 2月から仕事で英語を使う職場に転職したこともあり、ビジネス英会話の勉強をメインにやっていた。
  • 仕事で英語によるチャットや打ち合わせ、ドキュメント作成もできるようになった。特に7月からはプロジェクトのリーダーをやることになり、打ち合わせの司会や議事録作成も英語でやるようになった。
    • といっても、今の会社は英語が拙くてもちゃんとやり取りしてくれる人ばかりの会社なので、他の会社で通用するかは謎(^_^;)
  • 文法は英文法の鬼100と一億人の英文法を読んだ。特に一億人の英文法は良くて、普段英語を使っていて気になっていたことは概ね確認できたと思う。
  • リスニングは去年よりは確実に聞き取れる量は増えていると思う。とはいえ、聞き取りやすく話してくれる人じゃないとだとまだまだ部分的に聞き取れないことがある感じ。そのためシャドーイングを試すようになった。
  • 英作文は慣れている構文というか言い回しならすぐに作文できるようになった。配置で悩まなくなった感じ。前置詞もある程度感覚で使えるようになった。
    • とはいえ、使い慣れていない動詞と組み合わせて使う前置詞は確認することは多いし、ちょっと慣れない言い回しだとググって確認することも結構ある。特に類義語の使い分けはよく確認する。
    • Google翻訳は英作文してから英語から日本語に翻訳して意図と違う英語にないっていないか確認する時に使う感じ。最初は毎回確認したが、最近は正確にニュアンスを伝えたい場面以外はGoogle翻訳で確認しなくなった。
    • 非ネイティブの海外メンバーの英文は結構typoしていることがあり、そこまで気にするよりも、作業速度を優先するようになった。
  • 発音は去年勉強したこともあり、曖昧な場合に必要に応じて確認するぐらい。仕事でも発音が分からないと言われることはないが、実際にまともな発音なのかは謎(^_^;)
  • リーディングは去年より早く正確に読めるようになったと思う。リーディングであまり困った印象がない。
    • 仕事中もたまに見慣れない言い回しを見かけて意味がわからない時は、調べてなるほどと思うことがあったぐらい。
    • 論文とかも8割ぐらいは読めると思う。まぁ、内容そのものが難しいので結局時間はかかるけども。
    • 児童書とかは最近読んでいないので謎。たぶん、かなり楽に読めるようになっていそうな気はする。

やり方

iKnowを30分やって、後は他の教材を合計30分、合計で毎日1時間勉強していました。ですので、今年も約360時間ほど勉強しました。具体的には以下をやりました。

進め方は去年に引き続き毎月KPT形式でその月の英語学習について振り返りを行い、翌月の学習内容を調整するようにしていました。12ヶ月間の変化としては以下のような感じでした。

  • 1月: 転職に伴いオンライン英会話を止めた。iKnowと瞬間英作文を継続した。英文法の鬼100を読み始めた。
  • 2月: 転職に伴いiKnowビジネス英語のコースに切り替えた。英文法の鬼100を読み終わった。転職し、職場で英語を使う場面が一気に増えた。チャットもランチも打ち合わせも英語を使い、慣れていないのもあるが英語でやり取りすると仕事の速度が激減するので危機感がすごかった。あとGoogle翻訳は神だと思った。
  • 3月: iKnowの3000アイテムマスターを達成した。ビジネス英会話のスキルをとにかく上げる必要を感じたので英会話ペラペラビジネス100を読み始めた。あとゼロからスタートシャドーイングも読み始めた。職場での打ち合わせは事前準備すれば何とか話せるような、、という感じ。まだまだ慣れていない言い回しが多くて大変だった。
  • 4月: iKnowは例文を音声と一緒に発声していたが、シャドーイングするように変えた。仕事での英作文速度の向上を狙って瞬間英作文は改めて無印をやり込むことにした。
  • 5月: iKnowの3500アイテムマスターを達成した。瞬間英作文の無印をやり込んだおかげかチャットでやり取りする際の英作文の速度が少し早くなった気がした。とりあえず英文を書いてからGoogle翻訳で自然な日本語になるか確認するように変えた。
  • 6月: iKnowはビジネス英語を終えて英会話マスターに戻った。瞬間英作文も無印を終えてシャッフルトレーニングに戻った。ゼロからスタートシャドーイングを読み終えた。仕事でもやっと慣れてきた感じ。プロジェクトのリーダーになって打ち合わせの司会とか議事録の作成も英語でやるようになった。
  • 7月: iKnowの4000アイテムマスターを達成した。プロジェクトに関連するドキュメント作成も英語でやったり、打ち合わせで通訳的なこともやったりもするようになった。ドキュメント作成をすることで口語と文語が違うことを知った。
  • 8月: iKnowの4500アイテムマスターを達成した。ネイティブに伝わるビジネス英語700を読み始めた。チャットは割と早く書けるようになった気がする。
  • 9月: 瞬間英作文とネイティブに伝わるビジネス英語700を読み終えて、10億人に通じる!やさしいビジネス英会話と一億人の英文法を読み始めた。発音記号を改めて一通り確認した。
  • 10月: iKnowの5000アイテムマスターを達成した。英会話ペラペラビジネス100を読み終えて、そろそろ動画視聴もいいかと思いカンフーパンダを観始めてみた。仕事では一つしきい値を超えた印象。チャットもドキュメントも負担感がなくなった。Google翻訳によるチェックも細かなニュアンスが心配な場合以外は使わなくなった。
  • 11月: iKnowはついに英会話マスターを終えてたので、上から順番に全コースやることにした。7500を観てジャン=クロード・ヴァン・ジョンソン - シーズン1を観始めた。仕事では英語ネイティブのメンバーの発言を打ち合わせ中に聞き返すことが多かったので、10億人に通じる!やさしいビジネス英会話のシャドーイングを始めた。
  • 12月: iKnowの5500アイテムマスターを達成した。10億人に通じる!やさしいビジネス英会話と一億人の英文法を読み終えた。速く・正確に読む ITエンジニアの英語を読み始めた。ジャン=クロード・ヴァン・ジョンソンを観終えて、ジャイアント・ビースト ~グローバル経済の謎を解き明かせ~ シーズン1を観始めた。

iKnow

やはりボキャブラリーが一番重要だと思うので、今年は毎日30分iKnowを続けました。おかげで1年で完了アイテム数は2500から5500まで増えました。あと、例文をサンプルの音声と一緒に読んでいる方法からシャドーイングに変えました。また、一番大きく変えたのは間違っても正解として次に進めるようにしました。理由としては細かなスペルについては仕事中なら多少曖昧でもその場で調べれば済むためです。そのため、正確にスペルを覚えることよりもよりたくさんのボキャブラリーに触れることを優先することにしました。実際、1つの単語をマスターするまでに6回ぐらいは同じ単語をやるので、大半の単語は間違えても正解にしておいて進めておいても、その間に覚えられる印象です。

仕事

2月からエンジニアの半数が海外出身のメンバーの会社に転職しました。そのため、チャットのやり取りや打ち合わせ、ドキュメント作成なども英語を使うようになりました。多少は英会話の勉強をしていましたが、あらゆる場面で英語を使うため、それぞれの場面でどのような言い回しをすればよいかわからず最初は大変でした。一応2年間オンライン英会話をやっていたので1対1の打ち合わせならなんとかなるのですが、多人数だとまったくついていけませんでした。

参考までに個人的によく使う言い回しは以下でしょうか。I think と So をひたすら繰り返すことが多いので、もうちょっとバリエーションを増やしたいなーと思ってます。あと、I think と I'll 以外は転職してから覚えたものです。

  • I'm not sure, but ...
  • I think ...
  • I mean ...
  • You mean ..., right?
  • Could you ...?
  • ... when you have a chance?
  • I'd like to ...
  • I'll ...
  • If there're any ..., please let me know.
  • Why don't we ...?
  • Thank you for ...
  • I agree with you.
  • Is that OK?

とりあえず約1年である程度は慣れたと思います。一方で、日本語と比べた場合に細かなニュアンスを伝えるのは難しいですし、5倍ぐらい時間がかかってしまうので、まだまだ英語学習が必要だと考えています。なお、入社時は10倍ぐらいかかっていたと思います(^_^;)

来年

来年というかもう1月になってしまったので今年ですが、ある程度英語学習の基礎はできたと思うのでインプットをとにかく増やしていくといいかなと考えています。英語学習を本格的に始めて3年経過して、英文を読むスキルは段違いに上がりましたし、転職して英語で仕事も一応できるぐらいにはなりました。今の所、学習に見合った成果を得られているので、もう数年続けてもいいかなと考えています。