ITエンジニアが覚えておきたい英語動詞30

ITエンジニアが覚えておきたい英語動詞30

ITエンジニアが覚えておきたい英語動詞30

仕事で使えそうな表現を覚えられるかと思って読みました。とてもよかったです。海外のITエンジニアが使う英語表現を知ったり、do や have などの基本的な動詞を使って意思疎通する方法を学びたい人におすすめだと思います。

本書の構成は大きく3つのパートに分かれています。Part1では10個の基本動詞の解説と例題です。do や have、give、make などについてどのようなイメージ捉えればよいか解説があり、最後に10問例題があります。次にPart2では追加で20個の基本動詞の解説しています。need や find、store などについて解説しています。最後にPart3では打ち合わせのやりとりの内容を一通り日本語から英語に翻訳します。やり取りごとにどのようにイメージして英語にすればいいか解説しています。

実際に普段使う単語もあれば、あまり使わない単語もあり参考になりました。後はよくある言い回しについてなぜこの単語を使うのかという解説が随所に載っているのがよかったです。例えば会議に向かう際に I'm going soon. ではなく I'm coming soon. と言うのですが、これは go は離れていくイメージで come は向かってくるイメージだからでした。他にも look、see、watch の使い分けとか store と save の使い分けなども解説がありました。

1月と2月で1日10分ずつぐらい読んで4周しました。定着したかと言われると悩ましいところですが、日本語から英語に翻訳するという行為にストレスを感じるようになったので打ち切りました。翻訳という行為にストレスを感じる理由は2つです。1つは英作文をしたり英語を話す際は伝えたいイメージから直接英語を考えるようになったので、普段の英語を使うプロセスと異なるという点です。もう1つは翻訳には正解が複数あるためです。問題文の日本語の解釈によって英語も変わりますし、載っているのはあくまで回答例と分かっているつもりです。ですが、自分の回答例が一致しない際に日本語の解釈について想像する行為自体にオーバーヘッドというかストレスを感じるようになりました(もちろんそもそも自分の回答が間違っていたり、うまく作文できないこともまだまだあるんですけども(^_^;))。

前述のようなこともあり、今後は英語で書かれた本で英語を学ぶように切り替えていった方がいいかなと考えています。とはいえ、日本語で書かれた本の方がイメージや概念の説明は分かりやすいと思いますので、今年1年でいろいろ試してみようかなと考えています。