匠塾第10回 企業改革からIT構築までの見える化事例大集合(前編)
http://www.takumistyle.net/takumijuku/ps-010.html
行ってきました。とても良かったです!いままで自分の中で整理できていなかったことが一気に整理できて、これから取り組んでいくテーマについて深められたと思います。
ちなみに、タイトルが(前編)となっているのは、匠塾が前後編だったのではなく、私のブログを前後編に分けたので付けました。
企業改革での見える化事例
「ビジネス改革における見える化(モデリング)のポイント」
株式会社 匠BusinessPlace 代表取締役 萩本 順三
概要
以下の感じ。実際はスライドで図で書かれていて分かりやすかった。間違っているところもあるかも。。
- 見える化にも色々ある。ビジネス戦略、組織構造、サービス、ビジネスオペレーション、ビジネスシステム、プロジェクトプラン。
- ビジネス戦略(目的)とビジネスオペレーション(手段)を分けて見える化する。
- ビジネス戦略→オペレーション→要求→設計の順につながっている。エンジニアは要求ではなくビジネス戦略とオペレーションから考えて設計を行う必要がある。
- 見える化には段階がある。1)関係者の理解のための見える化、2)問題点・改善点ための見える化、3)覚悟のための見える化。結局、見える化しても、その結果を受け入れる覚悟が現場になければ絵にかいた餅に終わる。
- ビジネス価値と戦略は切り離して考える。よくある戦略は自社に適用できなければ意味がない。そのため、How(手段)の手探りと同時にHow(現場)からの突き上げを行い、自社に特化した戦略を見つける必要がある。
- 価値を描く意識が必要。エンジニアは描く力が足りない。
感想
- 昔から考えていたことが整理されてクリアになった感じ。
- 手段と目的の峻別はここ5年ほど常に意識してきたことなので、違和感なく理解できた。
- 萩本さんのお話は昨年のDevLOVEでも聞いたけど、感性が近い気がする。とても共鳴するものがある。
- スライド公開されるといいのになぁ。
- 前々から、プロジェクトメンバー全員が開発するシステムの価値を常に意識しながら開発を行えるようになるといいなと考えていたので、全くその通りだと思った。そのために、自分はこれから何をしていけばいいのだろうか。
ソフトウェアの見える化事例
「ソフトウェア開発に役立つビジュアル思考〜マインドマップ/UMLを現場で有効活用しよう〜」
株式会社チェンジビジョン 代表取締役 平鍋 健児
概要
マインドマップとUMLによる見える化の事例紹介。astah*を使ったデモ。
- マインドマップそものもの紹介。メリットなどを紹介していた。プレイバック効果とか構造の付け替えが簡単だとか。本を読んだ際はマインドマップを描いておいて、表紙にホッチキスで止めているとのこと。
- 日本ではUMLの利用者はセミナーで質問すると大体10%程度とのこと。
- ユースケース≠機能の抽出。ユーザーの利用場面を捉えるものとして利用する。機能の抽出にしてしまうと細分化するだけになってしまう。ユーザーの利用場面を捉えるものとすることで以下のようになる。
- 目的性を重視。
- ユーザーと会話できる。
- 見積もりに使える。
- システム化する範囲の明確化に使える。
- チケット管理システムのユースケース抽出のワークショップ。実際は時間がなかったので問題と解説のみ。ユースケースを抽出する際のポイントはBossテストで分かる。例えばログインは通らないのでユースケースではなく、ユースケースがインクルードするものになる。
- 色々なマインドマップのテンプレートの紹介。議事録、自己紹介、企画(5W1R)、要件のヒアリングなど。
- マインドマップからユースケースを作成するデモ。
- 概要の把握を2フェーズに分ける。まずマインドマップで発散させて、UMLで収束させる。