Tech Fielders セミナー 東京 [.NET 開発テクノロジーの全体像]

https://msevents.microsoft.com/CUI/EventDetail.aspx?culture=ja-JP&eventid=1032423184&flag=3
ちょっと前だけど、行ってきたので簡単にメモしておく。各セッションのスライドが公開されるのを待っていたのだけれども、公開される気配がないしね。

『More! ASP.NET MVC 〜 やってトライ Model-View-Controller 〜』

ASP.NET MVC の紹介。CoCを採用しており、Railsのようだった。

ADO.NET Entity Framework 〜小さいところから大きいところまで〜』

実際には2つのセッションだった。

ADO.NET Entity Framework 概念モデルによる次世代データアクセステクノロ

Entity Framework(EF)の説明。

  • EFはADO.NET2.0 を使わなくなったわけではなく、内部的に利用している。
  • EFはデータソース非依存(但し、DBMS側にドライバが存在することが前提)。
  • インピーダンスミスマッチを解消するため、直接DBに接続するのではなくEntityDateModel(EDM)を間に挟む。
  • EDMには Entity SQL でアクセスできる。JDOとかHQLみたいなもの。テーブルではなくエンティティにアクセスする。ちなみに、タイプセーフクエリになっているようだったけど、S2JDBCみたいにメソッドを呼ぶのではなく、Entity SQL の文字列が直接チェックされているようだった。この辺は言語そのものを提供している強みだよね。
  • GUI上でテーブルからEDMを作れるのは圧巻。さすがVisualStudio。Java系はこの辺は弱い気がする。
ADO.NET Entity Framework 〜小さいところから大きいところまで〜』

レイヤ構成ごとにEFメリット・デメリットについて考察した内容。

  • プレゼン/ビジネス/データ層のような3層構造において、EDMをDomainModelとした場合
  • プレゼン/ビジネス/データ層のような3層構造において、EDMをWCFのServiceとして公開した場合
  • プレゼン/ビジネス/データ層のような3層構造において、EFによるデータ層

他に同時実行制御や汎用性についての考察が述べられていた。ちょっと難しい感じだった。ちなみに、概念モデルはSQLを直接操作できないため、ヒント句によるチューニングみたいなことは出来ないとのこと。そういうことをしたければ、DBMSごとにストアドプロシージャを作成する必要があるとのことだった。まぁMSの顧客の一部であるISVの製品であればチューニング不要なものも結構あると思うので、EFそのものはとてもよいと思った。

Windows Azure開発概要 – Windows Azure, .NET Services, SQL Azure Database 』

スライドはVirtuoso - Shotaro Suzuki's Blog : TechFielders セミナー(9/18)、多数の皆様のご来場誠に有難うございましたで公開されている。Azureの登録方法から始まり、仕組みや各種機能について概要の説明とデモを行っていた。ただ、デモのソースの解説が早すぎてイマイチ何を言っているのかわからなかった。