ゼロからスタートシャドーイング

シャドーイングを試してみようということで読んでみました。単語、センテンス、会話、長文と少しずつレベルアップする構成になっていて、はじめてシャドーイングのやり方を学んでみたい人にはよい本かもしれません。他にシャドーイングの本を読んでいないので比較できないのですが。。

本書の構成としては単語、センテンス、会話、長文と少しずつレベルアップする構成になっています。CDが付属しており、シャドーイングのやり方を説明する音声とサンプルの文章も付属していて、具体的なやり方についても最初に説明が載っています。一方で、Amazonのコメント欄にも載っていたのですが、付属CDの音声の一部にノイズが入って聞き取りづらいものがあり、シャドーイングという性質上非常にストレスを感じました。。

とりあえずシャドーイングをやったことがなかったので、先頭の単語からやりました。1日10分で、すべての内容を終えるのに3ヶ月ぐらいかかりました。結論としては、シャドーイング自体も効果がありそうな気はしますが、それ以上にボキャブラリーが重要かなと思いました。理由としては、自分が使い慣れている内容は概ね聞き取れますし、聞き逃しても内容を想像して補完できるので、すぐにシャドーイングできるようになったからです。一方で、普段あまり触れることのない分野の英語はまったく聞き取れないですし、英文を確認しても知らない単語や言い回しなのでシャドーイングできるようになるまでに時間がかかったためです。そのため、後半の会話や長文では1週間ぐらいかけてもシャドーイングできない場合は気にせず次のページに進めるようにしました。

ちなみにこの本は今年の3月から6月ぐらいに読んでいて、その後は、普段やっているiKnow!の例文をシャドーイングするようにしています。それまではiKnow!の例文は音声に重ねるように一緒に発音していたのですが、シャドーイングの方が細かく音を聞けるのでよいかなと思っています。ということで、シャドーイング自体は何らかの形で今後も続けていくつもりです。ただ、半年ほど続けていますが特にリスニングが向上したという印象はなく、やはり使い慣れている言い回しは聞き取れますが、そうでない表現は聞き取れないという感じです。具体的には知らない言い回しを聞いてそのまま音だけ繰り返すようなことはできないという意味です。ボキャブラリーやビジネス英会話についても勉強していたので、半年前よりは仕事で使う英語についてヒアリング能力は向上しています。