The Art of Readable Code

要は リーダブルコード ―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック (Theory in practice) の原著です。10年ぐらい前に英語学習にもいいかなと思って買ったのですが、当時英語力がなさすぎて放置してました。で、最近はある程度英語を読めるようになったので読んでみました。非常に例もわかりやすく書かれていて、読みやすいコードの実例を知りたい人におすすめの本だと思います。

本書の構成としては1章1トピックで読みやすいコードの書き方についてソースコードを見せながら說明します。最初にその章のトピックを適用していないコードを載せて具体的な問題点を提示し、その後そのトピックに対応する手法を適用したソースを載せて解決方法について説明する構成です。章を追う毎により適用する際に元のコードに対する編集量が多い代わりに効果も大きいトピックを解説しています。具体的な内容は日本語の公式ページの 目次 を参照してください。

本書でも触れられていますが、読みやすいコードを書くことは様々なメリットがあります。私の場合は可読性よりは保守性という言い方を好んでいますが本書の考え方には共感しており、昔からいろいろと読みやすいコードの書き方を調べたりしながら学習していました。そのため、あまり新規に見つかった手法はなかったのですが、逆に言えばいろいろ身につけた手法は間違っていなかったんだなと言う意味で安心感を得られました。

ちなみに1日10分ずつぐらい読んでいたのですが、読むのには5時間ぐらい掛かってました。たまに知らない単語があって確認しつつ読んでましたけど、やはり日本語に比べるとまだまだ読むのに時間が掛かるので、もっとたくさん読んで速度を上げて行ければと思いました。