新 コーチングが人を活かす
コーチングの本2冊目ということで読んでみました。コーチングで用いる考え方や手法について説明している本です。全体像と言うよりは具体的な手法について学びたい人におすすめの本だと思います。
本書の構成としては3ページで1つのコーチングのトピック(書籍ではSKILLと表現しています)について解説する構成になっています。文章が2ページで、その文章に対応するイラストが1ページという構成です。雰囲気はAmazonの 出版社より が分かりやすいです。合計で62個のSKILLについて紹介しています。また、巻末にコーチング対象の状況(例えば相手があまり話してくれない場合など)に応じてどのSKILLを利用すればいいかのまとめがあります。なお、コーチング自体の説明やコーチングをどのように開始するかというような全体像についての説明はありません。目次は以下のとおりです。
- はじめに――刊行20年の大幅改訂にあたって
- Lesson1 相手と自分の発見をうながす
- Lesson2 相手と信頼関係を築く
- Lesson3 目標達成に目を向ける
- Lesson4 視点切り口を変える
- Lesson5 主体的な行動をうながす
- Lesson6 コーチングの達人に向けて
- Lesson7 チーム組織に対話を引き起こす
- 本書活用のガイドこんな場合はこのスキル
コーチングのSKILLが分かりやすくたくさん紹介されていたので、今後コーチングのSKILLを使いたいと思った際は試せそうなものがないか探すというような使い方で何度も利用しそうな印象でした。読んでいる際も普段の仕事や家庭でのやり取りを思い返して、もうちょっと今後は気をつけてみようかなと思えるものがありました。後は、 @DiscoveryCoach が普段お客さんにやっていることの意味がわかるようになったのもよかったです。