2019年英語学習振り返り
去年に引き続き今年も英語学習について振り返りたいと思います。なお、去年の振り返りは2018年英語学習振り返り - n3104のブログです。
前提
昨年の振り返りからの引用になりますが、2018年末は以下のような状況でした。
- 英語学習自体の抵抗感はなくなった。ある程度英語への理解が進んで学習自体がおもしろくなった。
- DMM英会話を192回やった。また、re:Invent 2018で買い物したり、道を聞いたりした。
- 英文を読む際に文法構造を意識して読めるようになった。
- 文法は何冊か読んで、理解が深まった。
- リスニングは専用のトレーニングをしなかったのでそれほど伸びなかった。
- 英会話中によく聞き返してしまう。音は聞き取れるけど、理解が追いつかなくて、理解のために聞き直す感じ。チャットボックスに書いてもらうとすごい簡単な内容で、文章なら理解できるのに音だけだと理解が追いつかない。
- 英作文はかなり成長したと思う。
- 多少おかしてくても、DMM英会話で講師に自分の言いたいことを言えるようになった。
- DMM英会話の教材の写真描写の初級を37回やり、写真描写の英作文自体に多少慣れた。
- 社内で3行で週報を書くという取り組みがあり、45回書いた。最初はとても短い文しか書けなかったが、最近は多少複雑な文章を書けるようになった。
- 発音は専用のトレーニングはしなかったが、多少良くなったと思う。
- 未だに発音記号は何となくで読んでいる状態。
- LとRとかF/VとB/Pとかthとかgとか、その辺りの分かりやすいものについては口の形を作れるようになったと思う。
結果
2019年末の状況は以下のようになりました。
- 英語学習が習慣になった。毎日のiKnow30分と瞬間英作文の15分は歯磨きのような感覚で、やらないと気持ち悪く感じるようになった。
- オンライン英会話を150回やった。1月から4月はKiminiオンライン英会話で39回、5月から12月はレアジョブを111回やった。レッスン中に講師と普段日本語でやるような雑談をできるようになった。ある程度抽象的な話とか、込み入ったことについても質問したり、説明できるようになった。
- re:Invent 2019でも困る場面は去年よりも格段に減って、イベント中に見知らぬ人に突然話しかけられても理解できる内容なら笑いながらやりとりできるぐらいになった。ただ、もう一段階レベルは上げたい感じ。
- 文法は新しく覚えるよりも定着させることを意識してとにかく瞬間英作文をやった。
- リスニングは専用のトレーニングをしなかったが、去年よりも聞き取れるようになった。基礎が上がれば結果的にリスニングも伸びる模様。
- 英作文はとにかく瞬間英作文をやり込んだ。無印はほぼ間違えなくなり、シャッフルトレーニングをやりこみ中。
- 英会話レッスン中に文法構造の意識せずに話しても意味が通じるようになった。とはいえ、講師からはもっと自然な言い方もついてアドバイスをもらうので、文法ミスはないし、意味も分かるけど、まだまだ不自然なレベル。
- 発音は専用のトレーニングやった。発音記号も概ね読めるし、口の形や舌の使い方もわかるようになった。英会話レッスン中に発音に関しては基本的に講師から褒められるようになった。
- リーディングに関しては仕事で読むドキュメントなどはほぼ困らない。一方で、Dragon Slayers' Academyのような児童書でも知らない単語がまだまだあってスラスラ読めない感じ。なので得意な分野なら速度は日本語よりはぜんぜん遅いにしても問題なく読める一方で、日常的に使うような単語についてはまだまだボキャブラリーが足りていない印象。
やり方
iKnowと瞬間英作文をベースにオンライン英会話を併用しながら学習を進めました。今年も結局1年で300時間やっていて、割当としては以下のような感じでした。その他にも文法書を読んだり多読を試したりしていました。
- オンライン英会話 : 100時間(予習・復習の時間も含む)
- iKnow : 110時間
- 瞬間英作文 : 60時間
- その他 : 30時間
去年に引き続き毎月KPT形式でその月の英語学習について振り返りを行い、翌月の学習内容を調整するようにしていました。12ヶ月間の変化としては以下のような感じでした。
- 1月 : Kiminiオンライン英会話を10回やった。発音のコースの学習を始めた。iKnowと瞬間英作文も継続した。
- 2月 : Kiminiオンライン英会話を9回やった。発音のコースを継続した。いままでなんとなく発音していたのが口の形や舌の使い方が分かるようになって良い感じ。iKnowや瞬間英作文をやる際も覚えた発音を定着させるように発音の仕方を意識しながら勉強するようにした。また、社内の読書会でAmazon Aurora | Proceedings of the 2018 International Conference on Management of Dataを読んだが、2017年に同じく社内の読書会でAmazon Aurora | Proceedings of the 2017 ACM International Conference on Management of Dataを読んだ際よりも格段に読むのが楽になっていて、英語学習の成果を実感できた。
- 3月 : Kiminiオンライン英会話を12回やった。発音のコースを継続した。瞬間英作文はスラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニングを続けていたが、成長を実感できないので一旦どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)を最初からやり直すことにした。
- 4月 : Kiminiオンライン英会話を8回やった。発音のコースを完了した。イントネーションも練習したおかげかたまに講師に褒められるようになった。iKnowの1500アイテムマスターを達成した。瞬間英作文はPart2を繰り返した。今回は定着が目的なので付箋を使って間違えた問題を繰り返し練習するようにした。
- 5月 : レアジョブを19回やった。会社で契約してもらっている関係で3ヶ月で月30回以上やる必要があったので、予習・復習のコストが低い実用英会話のレベル3から始めた。瞬間英作文はPart3に入った。付箋を使って間違えた問題を定着させる方法は効果があったので継続した。また、GWにML Study Jams : Machine Learning トレーニングプログラムをやってみたが、Qwiklabsの言語設定は英語でやっても特に困らなかった。あと、文法の学習ということでEnglish Grammar in Use Book with Answers and Interactive eBook: Self-Study Reference and Practice Book for Intermediate Learners of Englishを始めてUnit15まで進んだ。
- 6月 : レアジョブを17回やった。自分が文法的に間違えた場合、話しながら間違えた瞬間に自分が間違えていることに気付けるようになった。iKnowは安定して毎月100マスターアイテムぐらいのペースになった。瞬間英作文はPart3が終わり、再度Part2から繰り返した。English Grammar in UseはUnit20まで進んだ。優先度を一番下にしているのであまり時間を避けていない感じ。とはいえ、内容的にはぜんぜん知らない表現などが説明してあっておもしろい。
- 7月 : レアジョブを18回やった。実用英会話のレベル4に入ったけど、特に難しくは感じない。瞬間英作文はPart3も定着したのでシャッフルトレーニングに戻した。English Grammar in UseはUnit24まで進んだ。レアジョブのスピーキングテストはスコアが108だった。
- 8月 : レアジョブを14回やった。瞬間英作文をやり込んだおかげが、一段回スムーズに話せるようになった気がする。発音も今年前半の発音コースの成果かだいたい褒められる。iKnowの2000アイテムマスターを達成した。瞬間英作文はシャッフルトレーニングのTraining1の28まで進んだ。無印をやり込んだおかげでだいたい解けるようになった。English Grammar in Useは時間を避けないのでいったん中断することにした。
- 9月 : レアジョブを13回やった。講師から文法ミスを指摘されることが少なくなった。瞬間英作文はシャッフルトレーニングのTraining1の2周目に入った。Google Developers Japan: ML Study Jams vol.3の初心者向けの2コースをやった。動画による解説は音声だけだとやはり難しくて、英語字幕をつけると問題なく理解できる感じだった。
- 10月 : レアジョブを15回やった。実用英会話のレベル5に入った。入った直後は少し難しくなった気がしたが、すぐに慣れた。Fillerとpausesもとりあえず、Ah.. とか Uh..ではなく Well.. とか Let's me think. と言えるようになった。雑談中に盛り上がって文法構造を考えずに無意識に話しても、文法的に構造が崩れていない意味が通じるレベルの英語を話せるようになった。瞬間英作文はTraining2の文系コンビネーションのPart1に入った。多読を再開しようと思って英語版のドラえもんを読んでみたが、あまり効果があるか分からなかったので結局読まなくなった。一方で、Dragon Slayers' Academyを再開した。去年よりも読むのは楽になっていたけど、まだボキャブラリーが足りなくてサクサクとは読めない感じ。レアジョブのスピーキングテストは138だった。
- 11月 : レアジョブを10回やった。日本語と同じように雑談ができるようになったと思う。レッスン中のやり取り中である程度込み入った話や意図を説明できるようになった。瞬間英作文はTraining2のPart1が終わったのでTraining1から繰り返した。Dragon Slayers' Academyを通勤時に読むのが定着した。
- 12月 : レアジョブを5回やった。iKnowの2500アイテムマスターを達成した。re:Invent 2019でも困る場面は去年よりも格段に減って、イベント中に見知らぬ人に突然話しかけられても理解できる内容なら笑いながらやりとりできるぐらいになった。
発音
文法と同じく、やはり基礎を学習するのは重要だと考えます。ただ、基本的には退屈だと思うので、まずは1年ぐらい英語学習をやってから取り組む方がよいのではないかと考えます。1年ぐらいやればそれなりにボキャブラリーも増えているでしょうし、文法とか英会話レッスン自体にはなれていると思うので、純粋に発音だけ学習できて効率がよいと考えるためです。
あと、英会話レッスンの発音コースを受講することも検討してみても良いと考えます。私は発音に関する本を何冊か持っていて、過去に読んだこともあったのですが、とにかく退屈なのと自習だと質問できないので自分の発音があっているかわからないストレスで最後まで学習を進められませんでした。そのため今年の前半にKiminiオンライン英会話の発音コースで学習しました。
発音コースを一通りやったおかげで基礎ができたので、その後は曖昧な場面があればKiminiの教材を確認したり、ググって調べれば不明点を確認できるようになりました。それと、iKnowと瞬間英作文をやる際はかならず発音を意識しながら発声するようにしています。そのため、通勤時にiKnowと瞬間英作文は勉強できないので自宅でやってますが、やはり英文は何度も発生しながらよく使う言い回しを口になじませるのが重要だと思うので、今後も自宅で発声しながら学習を継続するつもりです。
iKnow
現在英会話マスター2500まで進みました。英会話マスター2500のコースになっても8割以上は知ってる単語ですが、会話したり作文する際に使えるレベルにすることが重要だと考えて英会話マスターのコースを最初からすべてやっています。あとは例文を一緒に発声するというのも意識しています。一緒に発声することで単語のまとまりというか、英語として自然な文の区切り位置やイントネーションを学習するように意識しています。
iKnowは要復習アイテムをどの程度にするのかが悩ましいと思うのですが、私の場合は100個前後を目安にコース追加をするようにしています。同時に学習するコース数は1つまでにしています。1つに絞っているのは以前2つ以上学習中のコースに入れたら、要復習アイテムが500を超えてやる気を失いそうになったためです(^_^;)
- コース追加
- 要復習アイテムが200を超えるようになる
- 追加したコースの全アイテムを終えると徐々に要復習アイテムが減るようになる
- 要復習アイテムが100前後まで減ったら新規コースを追加する(1に戻る)
あとはカスタムコースも毎月作成して、その月にオンライン英会話などで見かけた覚えたほうがよさそうな単語を登録して前述のフローに組み込んで学習するようにしています。あくまでも覚えたほうが良さそうな単語にしていて、知らない単語をすべて登録ということはやっていません。基本的には毎月30個前後です。その月に見かけた知らない単語をすべて登録みたいなことをするとあっさり200とか300ぐらいになりそうな気がしていて、かつ、出現頻度が少ない単語だと学習効率が悪いと考えるためです。
なお、私はパソコンではなくiPhoneのアプリで学習しています。当初はiPhoneのキーボードだと人差し指しか使わないので単語のスペルを覚えられないかと思っていたのですが、そんなことはなくてちゃんと覚えられましたw
瞬間英作文
シャッフルトレーニングでは暗記しないように学習した方がよいと書いてあったのですが、繰り返さないことには定着していない文法を使えるようにならないと考えて復習優先で学習しています。具体的には30枚ぐらいの付箋を使いましています。間違えた問題に付箋を貼り、翌日は付箋を貼った問題から復習するだけです。復習に10分ぐらい、新しいレッスンに5分ぐらいの時間配分です。で、付箋の総数は固定していて、新しいレッスンで間違えると一番古い付箋を間違えた箇所に貼り直しています。なので文法が定着するほど付箋が移動しなくなります。そして飽きるぐらい同じ問題を復習することになります。あとは同じ箇所を何周かして定着したと思ったら次のPartなり次の書籍に進む感じです。初回は間違える数が多いので付箋の移動も激しく、結果的に2周目に正解するのは1周目に間違えた問題の半分ぐらいでしょうか。で、2周目は付箋の移動が半分なので間違えた問題を2倍復習することになります。そうやって4周ぐらいするとほぼ間違えないようになります。
なお、単に丸暗記するのは意味がないと思うので、必ず自分が間違えた文法構造を意識しながら復習するようにしています。一方で、回答と完全に一致しなくても文法的に合っていれば正解とみなします。そもそも、問題文の日本語自体があいまいなものもいくつかあり、文脈と言うか解釈によって回答が変わるケースもあるので。。完全に一致しなくても自分の回答も合っていると自信を持てれば十分定着していると判断しています。なのであくまでも自分が即答できない文法というか言い回しを見つけて、それをひたすら繰り返して定着させることを趣旨として瞬間英作文はやっています。
そのため、間違えた問題については文法構造の確認は必ず行っています。特にシャッフルトレーニングは文法構造の説明は少ないのでググって調べることも結構あります。たぶん、この調べる過程をやらないと瞬間英作文はそこまで学習効果がないんじゃないかなと予想しています。もちろん、文法が詳しくて単に瞬間的に作文する訓練だけで足りる人もいるんでしょうけども、私はそうではなかったので。なので、文法観点の解説が充実した瞬間英作文の本とがあるといいのかもなと思ったりもします。本文よりも解説のほうが分厚いぐらいやつ。というか私が欲しいですw
来年
来年は現状の学習スタイルをしばらく継続するつもりです。文法も発音も基礎はできていて、応用としての英作文とボキャブラリーを伸ばすほど成長できる印象を持っているためです。瞬間英作文のシャッフルトレーニングを終えたら、English Grammar in Useを再開しようかと考えています。後は今年同様毎月振り返りを行って学習内容を調整していけば良いかなと考えています。