2020年振り返り

年はあけてしまいましたが、2020年について振り返ってみたいと思います。ちなみに、去年は2019年振り返り - n3104のブログでした。

転職した

2月にB2B系の自社サービスの会社に転職しました。今回はプレイヤー職でお仕事をさせてもらえるということで、一応API開発エンジニアとして入社しました。結果的には直接開発とは関係しないプロジェクトも含めていくつかのプロジェクトのリーダーをやったり、AWSも含めたインフラタスクを掛け持ちでやったりする1年でした。やはり、全体から見て私の経験を活かせるタスクを担当するのは年齢的にもある程度必要なことだと思っていたので、完全にプレイヤーとしてだけやれないのは想定通りというか仕方ないかなと思っています。1年かけてある程度自分の立ち位置のようなものは確立できたと思いますので、今後はAPI開発も掛け持ちでやっていければと考えています。

実際に転職してみて前職でのミドルマネジメントの経験は再現性があることを確認できたのはよかったです。マネージャー職は担当していないのですが、依頼されたのでオブザーバー的にリーダー陣の会議には参加させてもらっていますし、組織上のいくつかの課題について間接的に働きかけて解決できることも確認できました。逆に言うと、それぐらいまだまだ組織的な課題の多い発展途上の状態だとも言えます(^_^;)

ちなみにプロジェクトのリーディングとしてやったことは非常に単純で、情報を一元化して適宜作業依頼をするというだけです。具体的には関係者を集めたSlackのチャンネルを作成し、各担当者にヒアリングをしつつプロジェクト全体の状況のサマリを1つのWikiページに集約して、適宜担当者にタスクを依頼して、定期的に全体の進捗と状況をWikiに反映し、打ち合わせもしくはSlackでも共有しただけです。このような作業の進め方は前職で慣れたのですが、そのまま適用できました。

AWSも含めたインフラタスクについても前職でAWSのSAをやっていたこともありますし、自社サービスの開発保守運用をやる際はアプリケーションからインフラまで全てやっていたので、その際の経験を活かした感じです。とはいえ、インフラ自体はもともと専門ではないので、レビューできる部分はレビューしつつ、知らない部分はその場で調べたり教えてもらいながら進める感じでした。

あと、エンジニアの半数が海外出身であるため、SlackやWiki、打ち合わせも英語を使うようになりました。割合でいうと日本語と英語半々ぐらいでしょうか。詳細はリンク先に記載しています。ただでさえ英語を使うので細かなニュアンスを伝えられない上に、異文化理解力を読んでいたので文化差があることは分かっていても、具体的にどう話せばいいのか毎回悩みました。例えばSlack上のちょっとしたやり取りのテンションや絵文字のチョイスもありますし、作業依頼の仕方とかスケジュールの相談の仕方などです。1年である程度は慣れましたが、再現性のある知識というかノウハウとして文化差を踏まえたコミュニケーション能力を向上できた印象はないので、ここはもう少し意識的に取り組もうと思いました。

まとめると、立ち位置は違えど、前職とやっていることにあまり差がない1年だった気もします。とはいえ、現職と前職を比較することで色々と知識の整理はできましたし、転職しても自分の立ち位置を構築できるということも確認できたのはよかったです。英語を使う環境への適用も何とかなったかと思います。今後は事業ドメインへの知識を深めつつ、アプリケーション開発もやっていけるとよいかと考えています。

英語

去年は200時間ぐらいやると予想していましたが、結局今年も英語学習をメインにして300時間以上学習しました。どこまでやるかは特に決めていないのですが、仕事上での英語を用いたコミュニケーションに不安がなくなるぐらいにできるといいかなと思っています。何年かかるか正直わかっていませんが、毎年成長する実感はありますし、実際仕事上も役にも立っているので、気長に取り組むつもりです。

読書

今年は英語学習関係を除くとほとんど読みませでした。来年は英語関係以外の本ももう少し読もうかなと思っています。

SICP

今年は16回読書会(通算92回)をやり、ついに読み終わりました。詳細はリンク先を参照してもらうとして、問題を解くため読書会も含めて今年は毎月10時間ぐらいやってました。前職も含めて最近はコードを読むことはあっても書くことはこのSICPぐらいでしかやっていなかったので、そういう意味ではちょっと寂しいです。大学で情報工学を学んでいないので、こういう本を読むのは発見が多くて楽しかったです。新しい言語を覚える際の題材としてLISPインタプリタもあるかなと思えるようになったのは収穫かもしれませんw

データ指向アプリケーションデザイン

去年から読書会形式で読み始めました。今年は読書会を9回開催して2章から5章まで進みました。ほんといい本だと思います。あと、脚注の参考文献が非常に充実しているため、気になったものは読書会の後に軽く目を通しています。仕事でもKVSの移行案件をやっていたこともあり、知識の整理に役立ちました。来年も読むのが楽しみです。

その他

今年もプライムビデオでアニメを観てました。個人的に良かったのは以下でしょうか。

あとFGOを5月に再開してしまい、そこからずっと続けてます。第6特異点で止めてたんですが、再開後は各種イベントをこなしつつ、Lostbelt No.2まで進みました。いやー、やっぱり面白いですね。星5確定ガチャぐらいでしか課金していないのですが、思ったより普通に確率アップでも引けるので、問題なく進められました。キャストリアも2枚引けましたし、村正も無事引けました。ゲーム自体のコツもある程度分かってきたので、今年もゆるく続けようかなと思ってます。

まとめ

振り返ってみると、ありがたいことに2020年も密度の高い1年だったと思います。一方で40歳になり、周囲の方から叱っていただけるような年齢でもなくなってきたので、常に謙虚にいられるように何らかの仕組みを用意できるといいかなと考えています。